vol.11 おしゃれなハーブ系野菜コンテナ

秋も深まってきたせいか、この間まで庭であんなに旺盛に活動していた虫達の姿も、だいぶ見かけなくなりました。さあ、そうなったら葉もの野菜の出番です。毎年虫がいなくなる今頃、決まってハーブや葉もの野菜に花を取り混ぜて寄せ植えを作ります。ベビーリーフなど種から育てる葉もの野菜の発芽適期温度には少し足りない今時期、すでに苗で出回っているハーブ系葉もの野菜で作るアレンジがおすすめです。
この時期、春先以降も少しずつ植え替えたりして長く楽しむ深鉢パターンと、見た目重視の若葉をどんどんいただく小鉢タイプの両方を作るのが私流。

深い鉢タイプの中央には、少し大きくなるローズマリーを中心に植え、その回りをぐるっと囲むように、ルッコラやスープセルリーにパセリ、アクセントとして赤葉のレッドマスタードやレッドチコリ、レッドスイスチャードを取り混ぜて、最後にビオラなどで彩りを添えれば、素敵な食べれるハーブ寄せ植えの出来上がり。小さな小鉢タイプは、土の分量がたくさん確保出来ないので、今後の大きな成長というよりは、かわいいテーブルアレンジの延長で考えます。なので、大鉢で回りをぐるっと囲むように植えたハーブ系葉もの野菜苗のみで構成します。今年はドーナッツ型の鉢でチャレンジ。中央にキャンドルを立てれば、とっても素敵なテーブルアレンジの出来上がり。この時期たくさんきれいなハーブ系葉もの野菜が出回ります。おしゃれなコンテナ作り、是非試してみて下さい。

3ステップ♪ 簡単鉢植え野菜の植え付け

  • 小さな小鉢のアレンジを作る時、あまりにも根の入るスペースがないような鉢だと、やっぱりそれ以上は上手く成長しません。デザインを重視しつつ、出来るだけ土の確保が出来るような鉢を選ぶのもポイントです。
  • 花を少し混ぜて植えるときは、是非エディブルフラワーをいれましょう。小さな鉢にはビオラ、大きな鉢にはキンギョソウなどもおすすめ。サラダやアイスキューブに大活躍してくれますよ!
  • いよいよ寒くなってくると、ハーブ系葉もの野菜の成長も少し停滞してきます。またルッコラなどは苦みが増してくる事も。私はガラストップの暖かい軒下や野菜用に売られているホットキャップを利用して、簡易温室のような環境を作ってより長く楽しむ工夫をしています。

地域によってはすでにかなり寒くなり、なかなか今からこのような寄せ植えを作るのが難しい場所も。
その場合は、室内で楽しめるスプラウト栽培がおすすめ。おすすめはハイドロボールと卵の殻を使ったスプラウト栽培。これがけっこうかわいいんです!