vol.05 自然に学ぶ暑さ対策

自然に学ぶ暑さ対策

前回は夏の暑さが厳しい中での水やりについてお伝えいたしましたが、今回は以前イギリスで見たお庭についてご紹介いたします。
そのお庭は「極力灌水をしない」という徹底した管理をされているお庭でした。もともと雨水の少ないその地域、ある夏には本当に雨が降らずにその信念を曲げて水をあげてしまおうかと思った事もあったそうです。結局地上部分の葉を切り詰めて、葉から水が蒸発するのを防ぐ事で、その厳しい状況を乗り越えたのだとか。葉っぱから常に水分を蒸発しているという事は、それだけ根っこから水が必要になってくる。そのバランスを少し調整してあげるのですね。

我が家では、地表面がむき出しになっていると乾きが早いので、地を這う植物を植えたり、藁やバーク等の自然素材で地表面をカバーしてあげています。森の枯れ葉の体積した場所を見ると、土が程よく湿っていたりするし、逆に下草までもが絶えて土だけの状況になると、どんどん砂漠化が進んだり等、自然の状況を考えると、実はたくさんのアイデアが転がっているのです。


やっぱりガーデニング大国!イギリスで見かけたお庭の思い出

毎号、お庭の情報をお届けしているイラストレーターの五嶋さんは大の旅行好き。今回はイギリスで見かけたお庭についてご紹介いたします。