雨上がりの朝、咲き始めたラベンダーがふんわり香り、冬の間寒さに耐えて小さくいじけていたオレガノやレモンバームが勢いよく伸び出し、地面いっぱいに広がった這性のタイムが可愛らしいピンクの花を一面に咲かせています。
我が家ではオーソドックスなハーブを何種類か育てています。
大抵は地植えなので、大きくなりすぎないよう小まめに摘んだり、時には刈り込んだりする程度で手はかかりません。強いて言えば、株が衰えて少し勢いが弱くなってきたなーと思ったら、株分けしたり、挿し木などして新たな株を作るようにします。植えっぱなしのハーブがなんだか元気がないという人は、株分けをおすすめします。
日の当たる軒下で長年元気に手も掛けずに育っていたローズゼラニュームと鉢植えのアップルゼラニューム。昨年揃ってだめになってしまったので、今年は新しいセンテッドゼラニュームに挑戦してみようと考え中です。でも、ハチミツやジャムの香りづけとして重宝するローズゼラニュームは、やはり一株必要かなと思っています。
昨年も背丈以上に成長したブロンズフェンネルは、昨年秋にばっさり刈り込んだ株元から、今年も勢い良く新芽が出始めています。
フローレンスフェンネルは太った株もとをサラダなどでいただき、スィートフェンネルは香りが強いので葉や種を料理やティーに使います。そしてこのブロンズ種は、シックな葉色が庭のアクセントになるとして出回っていますが、十分料理にも使えますよ。我が家ではディルの代わりにサーモンのマリネや魚料理に活躍しています。
春に鉢植えしたコリアンダーが花穂をあげ始めたので、今年は種を収穫しようと計画中です。これを乾燥させてミルでパウダー状にしたものは、葉の強烈な香りとはまた別の雰囲気のマイルドな香りのスパイスになり、我が家ではとても重宝しています。
コンパニオンプランツと聞いてブルーベリーの足元に植えたアップルミントとスペアミントは、その他の雑草に負けてスペアミントは消え、アップルミントはちょろちょろ残る程度。ミントの繁殖力は半端ではないので、本来はあまり地植えをするべきではないハーブの一つです。数年は繁茂していましたが、きっとその他の雑草を引き抜く時に一緒に根ごと抜かれて徐々に減ったのだと思います。新たに最近購入したオレンジミントは鉢植え内で行儀良く育っています。
家で少しでもハーブを育てていると、ドライ、フレッシュ共、料理やお茶に重宝するし、花のアレンジや、ポプリとして活用出来るのが魅力です。
季節の花と合わせてブーケにしてお友達宅へ行く時に持って行くととても喜ばれますし、摘んで室内にかけておくだけでもとっても気持ちのよい香りの芳香剤にもなります。葉の収穫も楽しいですが、花もなかなかかわいいですよ。
この季節色々なハーブ苗が出回ります。
さあ、お気に入りを見つけて育ててみるのはいかがでしょうか?