vol.03 緑のカーテン「ゴーヤー育成編」

ゴーヤー育成のコツ

すっかり定着した「緑のカーテン」。一般家庭から企業、学校、マンションなど様々な所で見かけるようになり、前号ではいろいろなつる性の植物についてご紹介しました。
食べられるものとして、オカワカメやツルムラサキ、ハヤトウリ、ヘチマ、アピオス、やまといも、宇宙いもなどがあげられますが、かわいい実や花を楽しむのでしたらフウセンカズラやルコー草、アサガオにユウガオ、ひょうたんなど、結構色々あるものです。完全に違う種類だけを試すのももちろんよいですが、植える中の数ポットを他のつる植物を試しに入れてみて成長具合を観察するのも楽しいですね。
今回はその中でも代表的なゴーヤーについて少し詳しくお話しします。

緑のカーテン作りで初心者の人が失敗しがちなのは、植えるとき少し寂しいかなと思ってたくさん詰めて植えすぎる事。鉢植えの場合、大きめの横長鉢(40〜50センチ)にせいぜい2株、地植えも株間を40〜50センチ程取る必要があります。特に鉢植えは限られた土空間に育つ事になるので、培養土に肥料を混ぜ込んでからの植え付けをおすすめします。もちろん地植えの人も、他の野菜同様、堆肥などで土作りをした後、肥料を施してから植えつけしてあげた方が、実なりも生長の具合も違います。それから特に鉢植えで育てる人は、特に水切れに注意しましょう。
水やりの基本は早朝、日が照らない時間にあげるのがベストですが、そんなに早起き出来ないという方は、夕方涼しくなってからたっぷりあげるのでも良いでしょう。

ゴーヤー経験談

  • 他の植物なども育てていて虫がやってくる環境であれば問題ないのですが、マンションなどなかなか虫が来にくい環境で育てる方は受粉してあげないと実が付かない事もあります。
  • 日中水やりしちゃいけないけど、しおれてる!そんな時私は、2時間位で涼しくなるようだったら待ち、それ以上待つ場合は日が落ちるのを待たずに水をやります。ただ、根が熱で痛む原因にもなるので、本来日差しの強い時間は割けたい所。やきもきしない為にも毎朝水やりを した方が良さそうですね。
  • 液肥は即効性があるので、葉の色が落ちて来たなと思った時などに有効です。固形肥料はじっくり長く効きます。製品によって効く期間が色々違うので、注意しましょう。そして、あげ過ぎは逆効果なので、容量と時期を必ず守りましょう。あげ過ぎは植物を痛める原因になります。

私のゴーヤーベストサイズ

最近では色々なゴーヤーの種類が手に入るようになりました。
白い実のもの、大きく成長するもの、小さなものなど色々です。私は一度に食べきれる小さいゴーヤーがお気に入り。大家族には大きな物、少人数家族には小さな物、苦みが苦手な人は白いゴーヤーなど家族にあったゴーヤーを選ぶと良いですね。