ガーデニングを長年していると、色々と道具が集まってきます。
普段使いの移植ゴテの他に、球根を植える時に便利な、幅の細い移植ゴテ、株分けに抜群の性能を発揮する、コテの先がナイフのように鋭く根をスパッと切れるよう加工された移植ゴテ。穴を掘る庭仕事にショベルは大中サイズ揃っていて、状況に応じて使い分けています。
はさみも、花を生けたりするときに使う花切りばさみ。ある程度の細い枝まで切れる木ばさみ。太い枝を切る剪定ばさみ。さらに剪定ばさみでも切れない太い枝を切る時は園芸用のこぎり。竹を切る竹挽きのこぎり等々・・・・・・。
さて、ほうきはどうでしょう?私はミニ竹箒と中くらいの竹箒、大きな竹箒の3つを持っています。大きなものは広い場所を掃除するとき、ミニ竹箒は周辺をささっと掃除するのに、中間はさほど広くないけれども周辺を効率的に掃除するのに便利です。
自分で作った道具としてはこうがい板があります。土や砂利をならすのにとっても便利な道具で、使いこなすと板の角がとれて手にしっくりと馴染んできます。
知り合いの職人さんは砂利の上を掃く用に粗目の竹箒を自分で作っていたり、以前京都を旅行したとき、てみ(ちりとりの大きなもの)を細工して余分な砂は落ちるよう一部をざる状の網にして使っている職人さんを見た事もあります。
作業を色々経験すると、おのずと「こういうものが欲しい」となるものです。
道具選びは自分の作業に必要な道具を選ぶ事が大切です。様々ある形や大きさの中から、例えば土をすくいやすいものなのか、根を切るものなのか、たくさん掘るものなのか、表層をさらっとすくものなのかなど、作業に見合った道具の選定はとても大事です。そして長く大切に使えるものとして選ぶ事も大切です。
高価な良い品質ものを買う事で、大切に扱って長く使うように心がける事が出来るという事であればそれでも良いし、逆に安くても十分に使いこなして大切に扱えば、それもよし。その先に、かっこいい、色が素敵といった選択肢がでてくるのではないかと思います。
さて、気付けば芝生の雑草がちらほら目立つようになってきました。春もすぐそこまで来ているようです。根ごとすっぽり抜けるお気に入りの雑草抜き片手に、そろそろ庭仕事始めようかな~。