vol.02 緑のカーテン「色々あるよ、つる植物」

色々あるよ、つる植物

すっかり定着した「緑のカーテン」。一般家庭から企業、学校、マンションなど様々な所で見かけるようになりました。美しい日陰とそれからおいしいご褒美まで付いて来るゴーヤーはその代表格です。日除けとして、昔ながらのよしずももちろん効果的ですが、よしずの隙間から通る風は葉の隙間を通る風より暖かいのだとか。日によって暖められたよしずの隙間から吹く風と、水分を吸い上げ蒸散している葉の隙間を通る風の違いが大きく影響するようです。
これからやってくる夏の暑さ対策に、今年こそ緑のカーテンに挑戦してみようと思っている方にはシンプルにゴーヤーのカーテンを、そしてすでにゴーヤーは何度も挑戦している方は、他のつる植物に挑戦してみるのも楽しいですね。

ゴーヤー同様、食べられるものは、オカワカメやツルムラサキ、ハヤトウリ、ヘチマ、アピオス、やまといも、宇宙いもなどがあげられます。かわいい実や花を楽しむのでしたら、フウセンカズラ、ルコー草、アサガオ、ユウガオ、ひょうたんなど、結構色々あるものです。完全に違う種類だけを試すのももちろんよいですが、植える中の数ポットを他のつる植物を試しに入れてみて成長具合を観察するのも楽しいですね。今年こそ緑のカーテン、是非お試しを。

  • 千成りひょうたんは比較的大きめの葉と爽やかな白い花できれいなカーテンを作ってくれました。しかし実の成る夏の終わりには葉が枯れ始めるので、少し淋しい印象に。ゴーヤーに数ポット混ぜるのがおすすめです。
  • 切れ込んだ細い葉と赤くて小さな花が印象的なルコー草。ただし1ポットでゴーヤーのようにずんずん広がって行く訳ではないので、植えるポット数を少し増やす必要がありそうです。
  • オカワカメも比較的するっと上に伸びていってしまう傾向の植物。ネットに到達した所で一旦切り戻すと、そこからさらに枝分かれしてネットを覆ってくれるでしょう。この方法は他のつる植物でも使えますよ!お試しあれ。

可愛い見た目とは裏腹に…
千成りひょうたんを緑のカーテンにした後、かわいくすずなりになったひょうたんを加工しようと試みた私。まずは水につけて中を腐らせ取り除く作業から取りかかりました。10日くらい水につけた後、中身を取り出そうと思ったら、その腐った中身の臭いこと!その臭い物と格闘した後に知った事は、中身を腐らせる専用の特別な粉が販売されていて、この臭さを経験せずに済むというもの。時には念入りな下調べが必要だと思った瞬間でした・・・。