vol.21 個性的な葉を楽しむトロピカルアレンジ

暑くなってきました。いよいよ夏の到来ですね。今年もうだるような蒸し暑さがやって来るかと思うと、ちょっとうんざりします。でも、この暑さがあるからこそ可能な寄せ植え表現もあるんですよ。
今回は夏限定、気温の高い日本の夏だからこそ可能な、美しい葉を存分に楽しめるトロピカルな寄せ植えの紹介です。

個性的な葉を楽しむトロピカルアレンジ

葉色のきれいな南国情緒あふれる植物と言えば、カラジュームやレックスベゴニアがあげられます。これらは観葉植物として売られていますが、夏から秋にかけて屋外の庭や寄せ植えとして使う事の出来る植物です。葉色のバリエーションも豊富なので、同じ品種で色違いを混ぜて楽しむのがおすすめです。それらに合わせて、さらに私はポトスやシンゴニュームなどのやはり葉色のきれいな植物を組み合わせて寄せ植えを作ります。これらもカラーバリエーションが色々あるので、メインのカラジューム、レックスベゴニアの添えになるような葉色を選んでアレンジします。最後にすっきりしたラインがきれいなヤブラン”シルバードラゴン”をミックスすると寄せ植えに動きが出て素敵になりますよ。

気温は必要だけど、強い日差しには弱いこれらの植物。熱帯のジャングルを想像してみて下さい。ジャングルの中にあるこれらの植物、大きな木に守られて、程よい木漏れ日環境にあり、日差しが直接ガンガン当たる環境には生えていません。ある程度の気温が必要でも、私たちと同じく、強い日差しが直接当たる所は苦手なんです。直射日光の当たらない明るい木陰が彼らの好きな場所。それらの環境を好む、八重やニューギニアインパチェンスなどの情熱的な色合いの花と組み合わせて、寄せ植えを作れば、トロピカルな雰囲気が増す事間違いなしです。
夏だからこそ葉のきれいな南国の植物を使ったアレンジ。是非試してみて下さいね!ただし、寒さに弱い彼らを晩秋には室内に取り込む事も忘れずに!

種まき3つのポイント!

ビニールポットに鉢底ネットを敷いて、培養土を入れます。タネを2~3粒入れて、土をかぶせ水をやります。芽が出て本葉が出始めたら、成長の良い物1~2本を残して間引きます。その際、化成肥料もしくは液肥をやります。本葉が数枚出たら、大きめの鉢や地面に植えます。植え付ける際、化成肥料をすき込みます。(その後様子を見ながら適宜追肥します)朝顔はあんどん仕立て、ネットに這わせるなど環境を整えてから植え付けてね!

朝顔の種まき、ちょっとしたコツ…朝顔のタネ袋の中には、「傷つけ不要」と書いてあるものも。発芽を良くする為に、タネに少し傷がつけてあるのです。そう書いてある物は不要ですが、ないものはヤスリで少し傷をつけると発芽率がぐんと上がります。そして一晩水につけてあげるのも忘れずに!